【FX初心者向け】リスクを抑えてトレードする方法【調節が大事】
FXのリスクについて気になる人
ハイリスク・ハイリターンっていうけれど、どんな感じになるのかな。稼げる金額や損失額はどの程度になるのか不安だな。なるべく資金を減らしたくないんだけど、、、。
そんな悩みや疑問にお答えします。
◇今回のテーマ
【FX初心者向け】リスクを抑えてトレードする方法【調節が大事】
◇この記事を読んでほしい人
リスクについて気になる人や、資金をなるべく減らしたくない人向けに、記事を書いています。
目次
- FXのリスクについて
- 利益と損失の金額の決まり方
- リスクの抑え方
◇この記事を読むと、「リスクの抑え方」がわかるようになります。
初めのうちは、無理をせず、資金量に見合ったトレードを心がけていきましょう。
この記事を読んでくださる方が、リスクについてしっかりと学べるように、心を込めて記事を書きました。
では、最後までお付き合いください。
FXのリスクについて
｜どんなリスクがあるのか？｜
- 大きく稼げる反面、大きく失うこともある。
- ハイリスク・ハイリターンなトレードに魅了されてしまう。
- 優位性の低いところでトレードしてしまい、利益がなかなか積み上がらない。
- ギャンブルトレードをしてしまう恐れがある。
- トレードをする人の精神状態によって、トレードの成績が左右されやすい。
上記のようなリスクが考えられます。
ある程度相場に慣れてくると、無理なトレードはしなくなってきますが、はじめのうちは、どうしても利益を取りたい気持ちが強すぎて、ギャンブルトレードをしてしまいがちです。
なので、トレーダー自身による要因が、かなり多くのウエイトを占めているのかなと思います。
｜よくある話ですが、、、｜
いろいろ検索してみると、「FXはギャンブルだ」と言われたりしますが、それはトレードをする人が、そのようなトレードをしてしまっているだけで、しっかりと優位性が高い部分を狙ってトレードをしていけば、おのずと利益は積み上がっていきます。
FXは、待つことが仕事でもあります。
焦らずに、じっくりと相場を観察して、冷静にトレードすることをおススメします。
利益と損失の金額の決まり方
｜口座開設時に決める｜
FXの口座を開設する際に、選んだ証券会社と契約した内容によって、どの程度の金額になるのか決まってきます。
- レバレッジの値
- 取引通貨量の値
- 入金する資金の量
このあたりの数値を慎重に決める必要があります。
そして、トレードをして利益や損失が出た時の金額は、
枚数（LOT）× 通貨量 × 値幅 ＝ 金額
となります。
｜具体例で考えてみます。｜
例えばの話
- １００万円の資金を用意
- 取引通貨量は１万通貨
- レバレッジは２５倍
- 取引通貨をドル円とした時の、ドル円のレートは１ドル１００円
- 値動きは１００円から１０１円
このような設定にした場合、利益や損失について、金額はどうなるのか、検証してみます。
｜まずは必要証拠金の計算から｜
（１ドル１００円 × １万通貨） ÷ レバレッジ２５倍 ＝ ４万円
１LOTの必要証拠金 ＝ ４万円
※通貨ペアごとに、必要証拠金が変わってきますので注意してください。
なので、１００万円の資金に対して、必要証拠金は４万円となり、
最大枚数 ＝ １００万円 ÷ ４万円 ＝ ２５LOT
となります。
｜取引通貨量について｜
実際の値動きは、銭や円といった微々たる動きでしかありません。
よって、稼ぐためには、このままでは効率が悪すぎます。
なので、この少ない値動きの単位を、取引通貨量の多さでカバーします。
１万通貨や千通貨、または１０万通貨を選び、単位を銭に掛け算することで、取引量を多くします。
※ここでは、１万通貨に設定して、値動きの少なさを１万倍に変換して、検証していきます。
｜値幅について｜
仮にドル円が１００円から１０１円に動いたとすると、
１００pipsという値幅で表すことができます。
（※１pips ＝ １銭 の値幅の単位として使われています。）
実際のチャート画面の値動きは、０．００１円ずつ 値幅を刻んでいます。
｜検証してみた結果｜
１LOTでエントリーしていたとして、計算式に当てはめて考えると、
１LOT × （１万通貨 × １銭） × １００pips ＝ １万円
このような金額になります。
なので、損失方向にエントリーしていた場合は、この金額が損失額になってしまいます。
（※損失額を最小限に抑えるために、損切りの注文を必ず入れておくことをおススメします。）
もし、２５LOTでエントリーしていたとすると、
２５LOT × （１万通貨 × １銭） × １００pips ＝ ２５万円
という金額になります。
｜レバレッジについて｜
レバレッジとは、少ない資金量で、稼ぐ金額を大きくする仕組みのことを言います。
※大きく稼げるということは、反対に、損失額も大きくなるので注意してください。
レバレッジ ＝ （通貨ペアのレート × 取引数量） ÷ 必要証拠金
※国内口座では、このレバレッジの値の上限は２５倍までと決められています。
先ほどの例で、この計算をしてみると、
レバレッジ ＝ （１ドル１００円 × １万通貨） ÷ ４万円 ＝ ２５
ということになり、レバレッジの値は２５倍、必要証拠金は４万円ということがわかります。
｜最大枚数の調節｜
もし仮に、レバレッジを５倍と設定したら、
レバレッジ ＝ （１ドル１００円 × １万通貨） ÷ ２０万円 ＝ ５
ということになり、必要証拠金は２０万円ということになります。
最大枚数 ＝ １００万円 ÷ ２０万円 ＝ ５ LOT
となるので、最大枚数を抑えることができます。
少ない金額で大きく稼げるシステムは、大変魅力的ですが、それと同時に、最大枚数をコントロールして、損失額を抑えることも、考えていく必要があります。
リスクの抑え方
｜損失にフォーカスする｜
稼ぐことについて考えていると、利益の追求しか思いつかなくなってしまいますが、そこはグッとこらえて、まずは損失から先に考えることをおススメします。
相場は、常に明日も明後日も存在し続けます。そのたびにチャンスがあり、今のチャンスを逃しても、また巡ってくるので、焦らずに気持ちを切り替えることが大事です。
｜具体的な策｜
はじめのうちは、自分自身をコントロールするのが難しいので、まずは、下記の内容を実践してみてください。
- レバレッジの値を３倍から５倍程度にとどめておく。
- 取引通貨量を千通貨にしておく。
- 扱う資金は、失っても勉強代としてわりきれる額にする。
相場に慣れてきて、損失を出しながらも、トータルで利益の積み上げができるようになってきたら、稼ぐことに意識を向けてみてもいいのかなと思います。
まとめ
今回は、「リスクの抑え方」について、なるべく資金を減らしたくない人や、リスクについて気になる人向けに、記事を書きました。
この相場の世界は、「必ず」という言葉や、「絶対」という言葉で、断言することができない世界です。
常に、相場参加者は昨日とは違い、相場の流れも昨日と違い、同じように見える形でも、昨日と違います。
同じ状況が二度と来ない世界で、優位性が高いポイントを毎回探し、損失を出しながらも、トータルで利益を積み上げていくことが、稼ぐということです。
この、「稼ぐ」ということは、損失を抑える能力がなければ、成り立ちません。
まずは、損失を優先に考えて、無理なトレードはせず、焦らずにじっくりと差益を狙っていきましょう。
ではまた。
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